触覚の抑制と固有受容感覚

合気道の話から少しはずれます。

以前、筋膜に働きかけるボディワークを受けたことがあるのですが体に大きな変化を感じていて、いつか学んでみたいと考えていました。今回機会があり、その前段階として筋肉の触り分けをするセミナーに参加していました。

その中で出来てきた話が、触覚の抑制と固有受容感覚です。

筋肉の触り分けをするのに 触覚を抑制するという変な感じがしました。

話によると手指や足の裏、顔などが触覚が鋭い箇所で皮膚など表面の情報を得るのは向いているのですが、その下の筋肉の情報を得るのは不向きだということです。代わりにどの感覚を使うかというと、関節にかかる圧や位置の情報を得る関節感覚といった固有受容感覚です。前者は内から外に情報を取りにいくのが得意で、後者は外から内に入ってくる情報を取るのが得意のようです。また、固有受容感覚は緊張やストレスで鈍化するとのこと。

ここまで聞いて思ったのが、

  • 合気道は固有受容感覚を使ってる
  • 脱力、リラックスは 固有受容感覚 を使うため?

でした。

当たり/結び、緩みをとる、テンションといった観点で指導されている先生、道友を見ていると、総じて力みがないのであながち間違いではないのではと考えています。先生の動きを真似しても同レベルの感覚を持っていなければ、上手く再現できなくて当然かとも感じています。

極めた、投げたということは置いておいて、リラックスして感覚のトレーニングをすることを主眼にして稽古するのもいいなと考えています。

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